モンスターCPU「Power8」発表 by IBM
IBMから自社サーバー用新型CPU「Power8」が発表されました。クライアントPC用のIvy BridgeやHaswellと違って、サーバー用のCPUはマルチタスク性能や高速メモリアクセス、高速演算処理が求められるため、桁違いのスペックを持っています。
モンスターぶりの一端をあげると、12コアで96スレッド、96MBのL3キャッシュを内蔵。32チャネルのDDRメモリインターフェイスで230GB/secのメモリ帯域を実現しています。
12コアで96スレッドという表現自体に驚かされますが、1コアで8-wayのスレッドを実行できるため、最大96スレッドとなります。
このCPUを搭載したサーバーをどうやったら触れるかというと、最短コースはそのうちリリースされるであろうAIX8.x(IBM UNIX)を搭載したサーバーを触ることです。とてつもない高価なサーバーですから、仕事で大きな企業のサーバーを触らせてもらうというのが一番の近道です。実際はターミナルからコマンドを打つので、サーバー本体を見ることはありませんが、搭載しているCPUの型番を知ることくらいはできます。
ちょっと裏の事情をあげると、ソフトウェアライセンスフィーはコア数でカウントされますから、少ないコアで多くのスレッドを実行できれば、ライセンスフィーを節約できるというメリットがあります。
IBM HP(英文):http://www.ibm.com/us/en/
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