Skylake&Kaby Lake世代のCPUでHT有効にすると、データ欠損やプログラムエラー発生!!
Intelの第6世代Coreプロセッサー「Skylake」シリーズと第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake」シリーズのCPUに、ハイパースレッディング機能を使用するとシステムに予測不能なエラーを生じデータの破損や損失を起こす可能性を持つマイクロコードのバグがあると指摘されました。
https://lists.debian.org/debian-devel/2017/06/msg00308.html
DebianプロジェクトでSkylake世代とKaby Lake世代のCPUにマイクロコードの欠陥があるという報告が行われています。ハイパースレッディング機能ONの状態でDebianのシステムに予測不能なシステム動作をもたらすことが分かり、システムやアプリのエラーの他、データの破損やデータ損失につながる可能性があると警告されています。この欠陥はDebianなどのLinuxだけにとどまらずWindowsやmacOSなどのあらゆるOSに影響を与えるものとしています。
バグ修正済みのマイクロコードアップデートが提供されるまでの間は、ユーザーはシステムエラーやデータ欠損のリスクを回避するために、BIOS/UEFIでハイパースレッディング機能をOFFにしておくことが推奨されています。また、バグ対象のSkylake・Kaby Lakeには、リリース目前のハイエンド向け新CPU「Core i9」シリーズを含む、Core-Xシリーズが含まれています。