第2世代Ryzen 2700K VS 第8世代Core i7 8コア/16スレッド版(発売予定)
本日発売された第2世代Ryzen 2700Kですが、早々とパフォーマンステストの結果がネットに掲載されています。第1世代と比べて何が変わったかというと、
1.プロセス:14nm→12nm
2.ブーストクロック:4GHz→4.35GHz
3.シングルコア性能:アップ
4.マルチコア性能:大幅にアップ
5.基本設計・ダイサイズ:変更無し、8コア/16スレッド
6.TDP:95W→105W(クロックアップ分)
結論から言うと、大幅改良は施さずに、プロセスが下がることによって得られたマージンをクロックアップに回しているということです。その他、メモリ速度アップなどがありますが、それらは一定の条件を満たした時の話です。
気なるのは消費電力、高負荷を掛けてマルチスレッド動作させると250Wまで上がること。←純正のクーラーだとコア温度が90℃まで上昇
そして、シングルスレッドでは、Core i7 8700Kに負けています。8700Kは6コア/12スレッドですが、近日中に8コア/16スレッド版が発売されるとされ、マルチスレッド性能はそのときが本当の勝負になると言われています。Core i7はハイパフォーマンスのGPU「Intel UHD Graphics 630」を内蔵している点で、GPU無しの2700Kよりは消費電力の面で不利なはずですが、100W超えとなったとしても、グラボ分の消費電力を考慮しなくていい分、トータルでは環境に優しくなります。
コア数が増えるとチップセットも変わると思いますが、CPUの価格+マザーボードの買い換えでもペイするのか、いずれにしても、8コア/16スレッドの8700K(?)の登場が待たれます。もちろん、価格も気になります。