PCを起動するとQRコード付きのブルーの画面が表示されるのですが。
前回のWindowsが異常終了(アップデートの失敗を含む)した場合、OSの起動失敗、ハードウェアの認識に失敗(故障含む)したときなどに表示されます。
しばらくすると再起動するため、自動回復することも多いのですが、毎回ブルー画面が表示される場合は、パーティションの認識エラー、OSブートファイルの破損、HDDの破損が考えられ、最悪の場合、OSの再インストール、HDDの交換となります。
こちらのサイトにある程度の情報が出ていますが、それ以外のケースもあります。
Windows 10のSTOPエラーで「QRコード」に救われる人、救われない人
記事にもあるように復元ポイントが設定されていれば、回復する可能性が高いのですが、Windows 10の初期値は復元ポイントが設定されていません。そのため、自動修復に失敗するケースがほとんどです。
OS自体起動しない場合は、工場出荷状態にするかOSの再インストールとなりますが、その前にHDD内の重要データ(文書、画像、動画、メール、年賀状ソフトの住所録など)を待避する必要があります。もう一台のPCが必要です。HDD自体の損傷の場合はこの方法は使えません。HDDの交換が必要です。
- 起動しないPCからHDDを取り外します。
- HDD USB外付けアダプタ、裸族のお立ち台、HDD外付けドライブに取り外したHDDを装着して、他のPCに接続します。接続しても認識されない場合は、コントロールパネルからオンラインにします。
コントロール パネル > システムとセキュリティ > 管理ツール > コンピュータの管理 > ディスクの管理 > オンライン
後は、必要なデータ(c:\usersを丸々コピーすればほとんどのデータが入っていますが、念のため他のフォルダやDドライブも確認します。)を、外付けHDDやNASに待避します。
その後、HDDを元のPCに戻して、工場出荷状態、Windows 10のクリーンインストールなどの操作を行います。
PCが復旧したら、追加アプリケーションのインストール、待避しておいたデータの復旧を行います。