Shuttle「ファンレススリムベアボーン DS68U」を利用したサーバーPC組み立て

Shuttle「ファンレススリムベアボーン DS68U」を利用したサーバーPC組み立て

  • 今回、e-猫楽園をリニューアルするにあたり、サーバーPCも新調することにしました。それまで使用していたサーバーPCは、ASRock AD2700-ITXマザー(Atomプロセッサー D2700搭載)を使用した自作PCでしたが、CPUの制約で32bit版のOSしか稼働しませんでした。今後のことを考え、いつか64bit版のOSが稼働するPCに乗り換えようと考えていましたが、ちょうど良い機会でしたので、サーバーPCを新調することにしました。
  • DS68Uは省電力版のCPUインテル Celeron 3855Uを搭載したベアボーンPCで、サイドパネルを開けてHDDとメモリを取り付ければ完成という、組み立てと言うにはおこがましいものですが、OSにLinux(Ubuntu 16.04 ja 64bit版)を搭載する場合はメーカーサポートは一切ありません。(スペック表には稼働すると書かれていますが。)

  1. パーツ一覧
    1. ベアボーン……【Shuttle「ファンレススリムベアボーン DS68U】プロセッサー:インテル Celeron 3855U(1.6GHz /2MBキャッシュ/TDP15W)、対応メモリー:DDR3L-1600 So-DIMM×2(最大32GB)デュアルチャンネル対応、オンボードグラフィック:インテル HD graphics 510、コネクタ形状: D-Sub×1、HDMI×1、オンボードコネクター:Serial ATA 6Gbps×1、M.2 Type M Key×1(type 2280、type2260、type2242対応)、M.2 Type A,E×1(type2230対応、無線LANモジュール占有)、外部接続端子(前面):USB:USB3.0×2、USB2.0×2、COMポート×2(RS232+RS232/RS422/RS485)、カードリーダー×1 (SDXC/SDHC/SD 対応)、外部接続端子(背面):LAN×2、オーディオ:ヘッドホン出力×1、マイク入力×1、電源:65W ACアダプター
    2. メモリ……CFD販売 ノートPC用メモリ W3N1600CM-4G/PC3L-12800(DDR3L-1600) 4GBx2枚
    3. HDD……HGST(エイチ・ジー・エス・ティー) Travelstar 0S03794/500GB パッケージ版 2.5インチ ※WEBサーバーは常にログを書き込むため、SSDは不向き。サーバー用途なら、HDDで十分です。
  2. 組み立てる
    言語別の組み立てマニュアルがたくさん入っていましたが、見たのはケースの開け方、メモリとHDDの取り付け方のところだけです。まず、サイドパネルのネジを2つ外します。メモリスロットとHDD用のSATAコネクタ、M.2コネクタが見えます。M.2 SSDからの起動も出来るのできるのですが、サーバーは常に電源を入れっぱなしのため、高速起動の必要はありません。

    1. サイドパネルを開けます。
    2. SO-DIMMメモリスロットにメモリを2枚取り付けます。
    3. HDDは取り付け用パネルを外して、HDDをネジ止めしてから戻します。
    4. サイドパネルを閉めて完了です。(所要時間10分程度)
    1 2 3 4
    5 6 7 8
    9 10
    1. 今回購入したパーツ一式です。(と言っても3点)
    2. Shuttle DS68U本体
    3. メモリ(W3N1600CM-4G)
    4. HDD(HGST Travelstar 0S03794)
    5. Shuttle DS68Uのパッケージ一式
    6. Shuttle DS68Uのサイドパネルを開けたところ。手前がHDDスペース、奥にSO-DIMMとM.2 SSDのスロットがあります。
    7. メモリとHDDを取り付けたところです。
    8. 組み立て後(側面)
    9. 組み立て後(前面)
    10. 組み立て後(背面)
      ※ACアダプタと比べれば本体の小ささが分かります。
  3. OSのインストール
    Linuxが稼働することはスペック表に書かれていますが、同時に”一切のサポート無し”とも書かれています。ネットで検索すると、型番が近いShuttleのベアボーンにLinux(Ubuntu)をインストールする例がありました。

    ◎kledgebさんのサイト:https://kledgeb.blogspot.jp/2015/10/ubuntu-1510-uefi1-uefipcubuntu-1510-efi.html

    1. WindowsでUSBメモリのライブメディアを作成します。
      https://kledgeb.blogspot.jp/2014/04/ubuntu-1404-4-windowsusb.html
      「Universal USB Installer」をダウンロードしてWindows PCにインストールします。
    2. Ubuntuの日本語環境のサイトからD/Lしたインストールイメージを使って、空のUSBメモリ(8GB以上)にライブメディアを作成します。
      https://www.ubuntulinux.jp/japanese
      ubuntu-ja-16.04-desktop-amd64.iso(ISOイメージ)
    3. Ubuntu Desktop 16.04 jaのインストール
      1. 起動時にF2(DEL)を押してBIOSを起動します。
      2. Boot > Boot Mode > UEFIに変更します。
      3. Boot > Boot Device Priority > First BootをUSB Memory(USB Key)に変更します。
      4. Exit > Exit Saving Changes > OKすると、PCが再起動します。
      5. USBメモリを差します。
      6. USBからubuntu 16.04が起動し、試用モードのデスクトップが開きます。
      7. ubuntuのインストールを選択します。
      8. UEFIモードでインストールしていますので、日本語環境の指定、ユーザー名の入力程度で細かい設定は不要です。
      9. インストールが完了したら、USBメモリを抜いて、BIOSのBoot Device PriorityをHDDに変更します。
      10. 再起動後、ubuntuが起動し、デスクトップが表示されます。
      11. ターミナルからdfと打ち込むと、LinuxのOS領域、Swap領域、残りの領域すべてがユーザー用になってるはずです。
        ※これでOSのインストールは完了です。
  4. 使用感
    DS68Uは非常に発熱が少なく、天板を触っても少し暖かいくらいです。さすがにCore i3ほどの性能は出ませんが、Atom D2700に比べれば速く、WEBページのレスポンス速度も向上しました。DS68Uは工業用のPC規格で作られているため、小さい割に堅牢で前面にCOM Port端子(キャップが付属しいます)が2個付いているという”無骨な姿”がいかにもサーバーPCらしくて気に入りました。
  5. 購入先(すべてAmazonで購入、5/9現在の価格)
    1.Shuttle インテル Celeron 3855Uデュアルコアプロセッサ搭載 フル機能ファンレススリムベアボーン DS68U…22,980円
    2.CFD販売 ノートPC用メモリ PC3L-12800(DDR3L-1600) 4GBx2枚 1.35V/1.5V両対応 無期限保証(Crucial by Micron) W3N1600CM-4G…6,710円
    3.HGST(エイチ・ジー・エス・ティー) Travelstar 500GB パッケージ版 2.5インチ 5400rpm 8MBキャッシュ 7mm厚 SATA 6Gb/s 【3年保証】 0S03794…5,054円
(Visited 1,462 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP