VLOOKUP関数の後継、XLOOKUP関数を半年後にリリース
米Microsoftは8月28日(現地時間)、新しい「Excel」関数「XLOOKUP」を発表しました。「VLOOKUP」や「HLOOKUP」の後継となる関数で、現在“Office Insiders”でテスト可能。一般公開は今年後半が予定されています。
XLOOKUP関数はVLOOKUP関数の欠点をカバーします。(⇒改善点)
欠点1:第4引数の初期値が近似値(TRUE or 1)になっている。 ⇒初期値が完全一致
欠点2:右列から左列を検索できない。⇒左右いずれの方向にも検索可能
欠点3:縦方向にしか検索できない。(横方向はHLOOKUP関数)⇒指定した表(配列)の中を縦横に検索
欠点4:近似値検索では検索列をあらかじめソートする必要がある。⇒ソートは不要、近似値の上下指定可能
※これ以外にも細かい改善点あり。
【XLOOKUP関数の形式】
XLOOKUP(検索する値、検索する配列、返り値の配列)
IF関数に次いで2番目の人気を誇る関数だけに、なにかと関心を集めることになりそうです。当然ですが、Office 365の最新版でないと使えない関数ですから、下位互換性はありません。XLOOKUP関数以外に、XMATCH関数も用意されています。