有機EL照明(OLED)はLED照明を凌駕するか
LED照明器具も値段が大分こなれてきて、新しいオフィスなどでは天井の照明もすべてLED照明だったりします。家庭用も電球型から直管型へ少しずつシフトしてきています。
そんななか、次世代照明として有機EL照明(OLED)が注目されはじめていますが、LED照明と有機EL照明には大きな違いがあります。それは点発光と面発光の違いです。LED照明は点発光しかできないので、面発光させようとすると素子を沢山並べるしかありませんが、有機ELは面で発光するため構造がシンプルで形も自在です。
しかしながら、現時点の有機ELには輝度が低い、光の変換効率が低い、レアメタル(インジウム)を使わざるを得ないという弱点があります。また、有機材料には寿命があり、長寿命の有機材料は開発途上です。それでも、改良は進んでいて弱点はいずれ克服できると言われています。あとはコスト次第ですが、こちらも大量生産されれば下がります。
SF映画には面発光が随分昔から登場していますが、意外と近い将来に光る壁が登場しそうです。
有機EL照明とは? コニカミノルタ:http://www.konicaminolta.jp/about/research/oled/about/index.html
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