新型Snapdragon 835 Win10端末に搭載
Smapdragonと言えば、Androidスマホの定番ですが、世界初の10nmプロセスで製造される次期ハイエンドSoC「Snapdragon 835」は、前モデル比で20%高速化・35%小型化・25%省電力化しています。
Snapdragon 835はCPUコア「Kryo 280」を8つ搭載するオクタコア。4つのKryo 280を1つのクラスタとして制御するデザインで、1.9GHzの省電力コアと2.45GHzの高速コアを組み合わせるbig.LITTLE構成を採用することで、Snapdragon 820比で20%の速度アップを実現しています。
また、新GPU「Adreno 540」によってグラフィック性能はSnapdragon 820比で25%アップし、OpenGL ES 3.2・OpenCL 2.0・Vulkan・OpenCL 2.0・DirectX 12をサポートし、4K/60fpsのムービー再生も可能となっています。
さらに、最大ダウンロード速度1GbpsのX16 LTEモデムを内蔵、3200万画素のシングルカメラと1600万画素のデュアルカメラをサポートし、HDR10のムービーにも対応します。
高性能、多機能なSoCであることから、ハイエンドスマホにとどまらずARM版Windows 10端末への採用も決まっています。薄型、高速、4K対応、LTE内蔵で長時間稼働の新Surfaceあたりに採用されるのでしょうか。Intel、AMD以外のSoC搭載の新型Win10 端末の登場が楽しみですね。
Qualcomm Press Release(英文):https://www.qualcomm.com/news/releases/2017/01/03/qualcomm-snapdragon-835-mobile-platform-power-next-generation-immersive