Adobe、「Flash Player」の更新と提供を2020年末で終了
米Adobe Systems Incorporatedは25日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の更新と提供を2020年末で終了する計画を明らかにしました。少し前まで動きのあるWebコンテンツ作成にはFlashが定番でしたが、最近ではHTML5、WebGL、WebAssemblyといったオープンなWeb標準技術が普及し、プラグイン方式のFlashは過去のものになりつつあります。
https://blogs.adobe.com/conversations/2017/07/adobe-flash-update.html
Flashのもう一つの問題が、セキュリティ上の脆弱性。毎月のようにセキュリティパッチが配布されますが、すぐにセキュリティホールが見つかって、またパッチを配布するというイタチごっこになっています。Edge、Chrome、Operaはじめ多くのブラウザではFlashコンテンツの自動起動は抑止され、再生ボタンを押さないと内容が見られないようになっています。
なお、Adobeは2020年まで「Adobe Flash Player」のサポートを継続することを約束しています。これには定期的なセキュリティパッチの提供、OSやブラウザーとの互換性の維持、必要に応じた機能の追加などが含まれるとのことです。