出羽三山巡り2日目(羽黒山五重塔~湯殿山)
8/30(水)
宿を8時に立って、最初の目的地羽黒山五重塔入り口に着いたのが8時半。鳥居をくぐって長い石段を下り、更に歩いた先に杮葺(こけらぶき)・素木造り(しらきづくり)の羽黒山五重塔がありました。奈良や京都の朱塗りの五重塔を見慣れた目には地味に映りますが、この作りだからこそ周りの景色と調和していることがよく分かります。石段を登り鳥居の手前にある土産物屋さんで、ここだけでした食べられないという、庄内柿100%ジェラートをいただきました。
羽黒山から湯殿山までの距離は近く、9時半に出発して本宮行きのシャトルバス乗り場に着いたのが、10時過ぎでした。湯殿山には羽黒山のような大きなお社はありません。大鳥居から先の山全体が聖域となっています。しばらくするとシャトルバスが到着、出発してから5分でご神体のある本宮入り口に着きました。本宮にまつられているご神体は、周りに温泉が湧き出している巨石で、ご神体の写真撮影は一切禁止となっています。
お参りの仕方も独特です。靴と靴下を脱いで素足になってから、ご神体の手前にある祈祷所でいただいたヒトガタ(人形)を体の各所に当ててから、最後に息を吹きかけて汚れをヒトガタに移します。ヒトガタを脇に流れる沢に流して、清められた体で温泉水(結構熱い)の流れるご神体の脇を登り、頂上でお祈りをしてから下りてきます。帰りは持参したタオルで足を拭いてから、靴下と靴を履いてお参りが完了します。
帰りはバスを使わずに歩いて下り、15分ほどで大鳥居のところに戻りました。バスは11時45分に湯殿山を出発、月山湖(ダム湖)の噴水を車窓越しに見てから、来たときと同じ経路を戻り、上野には18:30に着きました。