インクジェットプリンタのインク残量はICチップが監視
インクジェットプリンタを使っていてインク残量が少なくなるとアラートが出て、さらに使い続けると印刷ができなくなるのはどういう仕組みか、ちゃんと理解してる人は意外に少ないのではないでしょうか。
答えは「インクカートリッジに取り付けられているICチップがプリンタ本体と通信して残量を知らせているから」です。残量の検知の仕方は2通り。1.インクの射出回数をカウントして残量を検知する方式2.光学センサで残量をチェックする方式。1の方式はインク残量を正確にとらえることができない反面、ICチップに使用済みフラグが立つとカートリッジの再利用ができなくなります。2の方式はインク残量を正確にとらえることができる反面、互換インクを補充するとカートリッジを再利用することができます。だから、互換インクメーカーは使用済みのカートリッジを回収して・・・1の場合はICチップのカウントをリセットしてインクを詰め替えます。2の場合は単純にインクを詰め替えます。もっともメーカーも対抗策として1,2を併用してカウンタをリセットしにくいカートリッジを開発していますが(プリンタの型番が新しくなるとカートリッジも新しくなるのはそのため)、互換インクメーカーはカウンタをリセットして販売を続けています。
エコリカHP:http://www.ecorica.jp/ink/
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