第7世代Intel Coreプロセッサ「Kaby Lake」、前モデルと変わらずとの評価
2017年1月3日に第7世代Intel Coreプロセッサー「Kaby Lake」のデスクトップPC向けCPUがIntelから正式に発表されました。Intelの公式発表と同時にKaby Lake世代のCPUのレビュー記事が解禁されましたが、新CPUの性能は第6世代Coreプロセッサー「Skylake」シリーズからめぼしい性能向上はない、という結論になっています。
Skylake(6xxxシリーズ)に比べてKaby Lake(7xxxシリーズ)の主な改良点は、1.動作クロックの引き上げ2.内蔵グラフィックの性能向上3.省電力ですが、それ以外の部分はプロセスルール(14nm⇒14nm+)、コア数、ピン数、TDPなどはSkylakeとほぼ同じアーキテクチャを採用した「マイナーチェンジ版」です。
Skylakeと比較したベンチマークの結果もネットの各所にアップされていますが、動作クロックの向上=性能の向上という結果になっています。SkylakeをKaby Lakeと同じクロックで動作させるとほぼ同じ結果が得られることから、「TDPが同じで動作クロックが向上した分省電力化されたCPU」と言うのが結論です。
内蔵グラフィックで動作させることが前提のノートPCではグラフィック性能の向上が見られますが、ビデオカード搭載が前提のハイエンドデスクトップPCではSkylakeのままでOKと言えそうです。
Intel Japan:http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html