家族で同時にインターネットに接続すると、ブラウザの表示が異様に遅くなる。
同時接続でインターネット回線が遅くなる理由は2つです。元々の回線速度が出ていないか、無線LAN親機(無線LANルーター)の性能限界です。
- 元々の回線速度が出ていない。
元々細い水道管の蛇口を沢山開けると水の出が悪くなります。インターネットに接続する方式は、大きく光回線、ケーブル、モバイルルーターの3種類がありますが、一般的な回線速度(実効速度)は30Mbps~100Mbpsの間です。実効速度は以下のサイトで調べることが出来ます。時間帯にもよりますが、30Mbpsを下回っている場合には、接続の問題があります。その場合は、固定ルーターの場合はルーターの手前にあるONU、VDSLモデム、セットトップボックスの再起動(電源の抜き差し)とルーターの再起動を行うことで回復することが多いです。それでもダメな場合は接続業者に相談して下さい。モバイルルーターの場合は、電波の受信状態のいいところに持って行くと改善します。
BNRスピードテスト
- 無線LAN親機(無線LANルーター)の性能限界
意外に知られていないのが無線LAN親機(無線LANルーター)の同時接続数です。無線LAN親機は子機との間で暗号化通信(WPA2)を行っていますが、通信内容を暗号化する際と暗号化された通信内容を復号する際に内蔵のCPU(チップ)が働きます。同時に複数の接続(ストリーム)を処理できるかどうかは、内蔵されているCPUの性能に依存します。安価な無線LAN親機なら1ストリーム、高性能な親機なら数ストリームから数十ストリームを処理することが出来ます。
買取のブロードバンドルーターなら、高性能機に買い換えることで改善します。レンタルの無線ルーターの性能が低い場合は、無線LAN親機の機能を停止して、高性能な無線LAN親機(無線LANルーターのゲートウェイ接続)を接続することで改善します。
NETGEAR WiFi 無線LAN 親機 ルーター(56台同時接続)
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