もう一つの山小屋支援クラウドファンディング「#山小屋支援プロジェクト」
以前の日記で、山と溪谷社が立ち上げた山小屋を応援するためのクラウドファンディング「山小屋エイド基金」を紹介しましたが、ほぼ同時期にYAMAPが立ち上げたクラウドファンディング「#山小屋支援プロジェクト」があります。プロジェクト期間は6月30日(火)午後11:00まで。5月25日現在、目標金額200万円に対して、3,250万円を集めています。
~プロジェクトの趣旨から引用~
・山小屋は単なる施設ではなく、山のインフラでもあります。
・山小屋があるからこそ、登山者は安全で快適な登山が楽しめます。
山小屋が抱えている現状の課題
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ゴールデンウィーク中、登山を自粛せざるを得ませんでした。それにより、休業を余儀なくされた山小屋があり、危機的な状況にあります。
1. 売り上げの激減
休業で収入がなくなっている山小屋があります。また、夏以降、山小屋を開けたとしても、三密を避けながらの運営をせざるを得ません。そのため、大幅な宿泊客の減少、それによる収入の減収が予想されます。
2. 固定費の継続発生
山小屋によっては、人件費や地代といった固定費が発生します。収入が激減する中で、どのように固定費をまかない、雇用を維持するのか。山小屋の経営において、厳しい舵取りを余儀なくされています。
3. 資金繰りへの不安
いつ自粛が終わるのかも不透明な中で、いくら借金すれば生き延びられるのか、補助金・助成金が着金する時まで生き残れるのか、先の見えない状況の中で、山小屋の不安は絶えません。
こちらのプロジェクトでは山小屋を指定して支援する/山小屋全体を支援するの2つの支援形態があり、支援金額5,000円のシンプル支援コースから支援金額1,000,000円のパートナーコースまで用意されています。なお、こちらのプロジェクトは最大の支援を行うことを目的にしているため、リターンはありません。