しれっとWindows 11発表
マイクロソフトがWIndows 10を発表したときは「最後のOSという意味を込めて10をつけた」と言っていた記憶があるのですが、そんなことは無かったようにしれっとWindows 11が発表されました。実体はWindows 10の次期バージョンWindows 10 21H2ですが、スタートボタンを含むUIから大きく変更されたり、Androidアプリが動くようになるため、新しいOSとして発表されたものです。詳細はMSのサイトをご覧いただきたいのですが、Windows 10ユーザーにとってどのような影響があるのかまとめました。
<影響があるところ>
1.稼働するPCのスペックが引き上げられました。⇒1GHz以上で2コア以上の64bit CPU、メモリ4GB、ストレージ64GB以上、DirectX 12互換のGPU、9型/720p以上のディスプレイとインターネット接続していること。
2.TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール) 2.0に対応していること。
3.Windows 10から無償アップグレードできるが、少し前のPCはお役御免になる可能性が高い。
4.アップグレードチェックアプリが提供されています。
1の影響:
いまどき32bit CPUで動いているWindows 10 PCは無いと思いますが、タブレットPCではメモリ4GB、ストレージ64GB搭載していないものもあり、お役御免となります。CPU内蔵グラフィックスやグラボは大抵DirectX 12に対応しているので問題ないでしょう。
2の影響:
最近のPCならTPM2.0に対応していますが、自作PCのマザボはBIOS(UEFI)の初期値がDisableになっているので、Enableに変更する必要があります。自作PC以外でもDisableになっていたらEnableにする必要があります。少し前のPCでTPM2.0の設定が無い場合はお役御免です。
3の影響:
無償アップグレードは64bit版のWindows 10が稼働しているPCに限られます。32bit版のWindows 10(Windows 7からアップグレードしたPCなど)が動いているPCは64bit版のWindows 10に入れ替えることができればOKですが、入れ替えることが難しければアップグレードはできません。
4の影響:
すでにチェックプログラムが提供されていますので、「このPCではWindows 11を実行できません」と表示された場合は、1~3に照らして原因を調べます。チェックプログラム自体は原因を示してくれません。なにをしても「このPCでWindows 11を実行できます」にならない場合はWindows 10で使い続けるか、お役御免にするかの何れかになります。
Windows 11 紹介サイト(チェックプログラムD/L)
◎今回のアップグレードによってPCの買い換えが促される気がします。