「Z77」を搭載したマザーボード、各社から一斉に発売
Intelの第三世代Core iシリーズ用チップセット「Z77」を搭載したマザーボードが各社から一斉に発売されました。第三世代Core iシリーズ(IvyBridge)は22nmプロセスで製造される新型CPUで、ソケットは第二世代Core iシリーズ(SandyBridge)と同じLGA1155です。「Z77」チップセットを搭載したマザーは、SandyBridgeを搭載することも可能です。
「Z77」チップセットの特徴は、USB3.0、Thundevolt、mSATA SSDを利用したIntel Rapid Start Technology、CPU内蔵GPUとグラボの共存を図るLucid Virtu MVPなどが搭載されていることです。また、グラボ用のインターフェースとしてPCI Express 3.0に対応しています。
vLGA1155ソケットを採用することから、既存のCPUクーラー、メモリを流用することが可能で、マザーボード交換に伴ってパーツを一新しないで済む「おサイフにやさしい設計」になっています。
今回追加された機能で気になるのはLucid Virtu MVPで、この機能のおかげで中級クラスのグラボが高級クラスのグラボ並みのパフォーマンスを発揮するらしいです。また、アプリケーションレベルの最適化が図られ、Office Suitesの起動時間も短縮されるとのことです。
ということで、「Z77」搭載マザー、IvyBridge CPU、中級クラスのPCI Express 3.0グラボを購入してPCを組み替えるのもいいのではないでしょうか。Rapid Startに対応させたければmSATA SSDも追加します。ただし、気になることが一点。マザーボード交換に伴ってOSの再インストールが必要なら、今秋発売されるWindows 8の発売を待つ方が手間が無くて済むのではないかということ。OSの再インストールのあとアプリの再インストールに掛かる時間のことまで考えると、年に二回のOS再インストールはちょっと気が引けます。
なお、IvyBridgeの発売は4/29以降と言われています。北森瓦版「“IvyBridge”のリリーススケジュール」http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-5808.html
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