Windows 10用に開発された「Snapdragon 8cx」登場
QualcommがPC向けのSoC「Snapdragon 8cx」を発表しました。Snapdragon 8cxはスマートフォンなどのモバイル端末向けではなく、Windows 10用に開発された初めてのSoCです。

WindowsノートPC用CPUで圧倒的なシェアを持つIntelとQualcommとのPC向けSoCの覇権をかけた本格的な対決がいよいよ始まります。

Snapdragon 8cxはCPUにCortex-A76ベースのKryo 495、GPUにAdreno 680、4GモデムにSnapdragon X24、AIエンジンとしてHexagon 685を採用。モバイル向けのSnapdragon 845が採用するKryo 385比でCPU性能が45%高速で、CPU・GPU・AIエンジントータルでのAI性能は3倍という大幅アップを果たしています。

Snapdragon 8cxはLPDDR4(2133MHz)のメモリ、NVMe接続のストレージ、Type-CのUSB3.1Gen2をサポート。モバイル用SoCで培った省電力性で1日を超える連続駆動時間と、 Quick Charge 4+による急速充電機能を備えており、常時LTEに接続できるWindows 10ノートPCが、Snapdragon 8cxによって実現します。