山小屋を応援するクラウドファンディング「山小屋エイド基金」
山と溪谷社は5月18日、山小屋を応援するためのクラウドファンディング「山小屋エイド基金」を立ち上げました。「山小屋エイド基金」は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け登山の自粛が続いている中で、登山者の宿泊場所を提供し、登山道の保守やトイレの利用、さらには非常時の避難場所としてお世話になっている山小屋の厳しい状況を応援しようと、立ち上げたプロジェクトです。プロジェクト期間は2020年8月13日23:59まで。5月19日現在、目標金額300万円に対して、720万円集めています。
私たちが歩いている登山道は山小屋の方たちの整備によって成り立っています。雪解け後の荒れた道から落石や倒木を除け、生い茂る笹を刈り取り、歩きやすい道づくりをして下さるのは山小屋従業員の方たちです。また、人里から遠く離れた山中にある山小屋は、私たちの重要な宿泊施設となり、いざというときの避難場所にもなります。日帰り登山でもテント泊でも山に入る時には少なからず、山小屋のお世話になっているのです。
集まった支援金は、本基金に賛同し、分配先となっている山小屋に均等に分配されます。支援額3,000円の「気軽に支援コース」から用意されています。お礼状(PDF)やステッカーなどのリターンが用意されていますが、最大のリターンは「登山」の存続です。