すでに研究中!! DNAを記憶装置として使う、超絶大容量&超長保存寿命ストレージ
全ての生物が持つDNAを科学的に合成することで、ごく微量の組織の中に超絶大容量データを保存できる「DNAメモリ」技術を開発する企業「Twist Bioscience」にMicrosoftが資金を投じ、研究体制を構築する合意がなされたことが発表されました。
DNAは生物の誕生と成長、存続に必要な「設計図」が書き込まれた二重らせん構造の物質ですが、見方を変えると、生命に必要な「データ」を保存するために生命が培ってきた「ストレージ(データ記憶装置)」と言うことになります。
DNAのアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種類ある塩基をうまく使うことで、「0と1」のデジタルデータをDNAに書き込むことがすでに成功しているそうです。
DNAの優れている点は、従来のストレージとは別次元の高密度でデータを保存することができ、さらにケタ違いの保存寿命を備えているところです。データ容量は、わずか1グラムのDNAの中に、10億テラバイト=1ゼタバイトという途方もないデータの保存が可能になるとのことです。
・・・生命が持つポテンシャルの高さは圧倒的ですね。
Business Insider該当記事(英文):http://www.businessinsider.com/the-worlds-smallest-data-storage-is-in-dna-2015-6
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