稚内・利尻・礼文(その2)
今日の午前中は定期観光バスで礼文島を縦断、午後からはフェリーで利尻島へ移動、定期観光バスで島を一周しました。海底が隆起して出来た礼文島と海底から火山が噴火して出来た利尻島は出来た年代も景観も大きく異なります。
礼文島はニシン御殿を造るための乱伐や山火事で大きな樹木はまばらですが、西側は風雪や波で削られた荒々しい断崖絶壁が続きます。反対に遠目には険しく見える利尻島ですが、利尻富士を囲むように唐松やエゾマツの茂る森、豊かな水をたたえた大きな沼、海岸に流れ出して固まった溶岩などがあり、全体的に穏やかな景色です。どちらのバスガイドさんも言っていたのですが、利尻、礼文は海霧や雲がかかることが多く、島を巡っている間中晴れていることはまず無いそうですが、今日はほとんど風が無い上に一日中晴れていてこんな日は滅多にないそうです。
夏になると毎日晴れている関東の住人にはピンと来ませんでしたが、今日乗り合わせた乗客はとてもラッキーだったようです。
礼文島の北端にあるトド島(最北限の島)、南端にある桃岩、猫岩どれもくっきり見えました。おまけにバスの車窓から海面に顔を出しているゴマフアザラシの群れまで見ることが出来ました。
利尻島では見る方角によって大きく表情を変える利尻富士がずっと見えていました。ヒメ沼の木道を歩きながら見えました。オタトマリ沼では白い恋人たちの包み紙になっている景色を見ながら「笹茶ソフトクリーム」を食べました。御崎公園では「とろろ昆布工場」の左側になだらかなすそ野が見えました。
沓形では、バスの車窓から「女神様」と呼ばれている山の麓の溶岩だらけの野原に広がる海猫のコロニーを見ることが出来ました。
夜は町営の利尻ホテルに泊まっていますが、ここでもウニたっぷりの食事が出ました。東京では高級品のウニですが、こちらでは700円の盛りそばの付け汁に生ウニ、夕飯のおかずはホタテの刺身とは別盛りで生ウニ、茶碗蒸しの中にもウニ、ウニを食べようと意識しなくても自然にウニを食べることが出来ます。バスガイドさんの話ではこちらではカモメもカラスもウニを常食にしているそうですから、うらやましい限りです。
明日は、フェリーで2時間掛けて稚内に戻ります。できれば宗谷岬まで行きたいのですが、乗客が少ないと運行しないバスを当てにしているのでどうなるか分かりません。
「白い恋人」のパッケージについて(ひとくちCOLUMN):http://www.ishiya.co.jp/item/shiroi/details/
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