JR東日本の電力は自前じゃなかったの?
山の手線は全面運行、京浜東北線は蒲田~赤羽間運行 ・・・この違いはなに? JR東日本の首都圏を走る列車用の電力は自前でまかなえるはずなのになぜ?ネットを調べて理由が分かりました。
JR東日本は確かに列車の運行(稼働)に必要な電力は自前(水力発電)でまかなっているのですが、券売機、自動改札、駅構内の電気設備用の電力、そして踏切の遮断機用の電力も東京電力から買っているのでした。←そりゃ、動かせないわ!! ←早々とシャッターを閉めたのは電気の消えた券売機を見られたくなかったから?!今回の計画停電で東電の交通信号機用の電力系統と一般家庭用の電力系統が分かれていないと言う事実を知りました。JR東日本の首都圏の電力供給が自前でなく”半人前”であることも分かりました。電力が確保できているのに間引き運転している理由が”運行に必要な乗務員が確保できないため”というのもよく分かりました。
両社に欠けているものは同じ。社会の重要なインフラを担っているのに、自身の社会的責任の認識の甘さ、フェイルセーフ思想の欠如(止まるといつも全面停止)の2点。今回は人為的な停電がトリガーだったために、”災害時の混乱のため”というイイワケができず、施工計画(設備計画)の不備、オペレーションのまずさが露呈しました。(*_*)誰かに指導してもらわないと直らないのか、法律でしばらないとカイゼンされないのか、それとも自分で気がつくのを首をなが~くして待つのか・・・大きな自然災害は、いつも大きな組織の欠陥(外から見るとヒジョーシキ)を白日の下に晒します。TVでは明日も鉄道各社は運行全面停止、縮退運行を予定しているとのニュースが流れています。
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