網走から(その2)
網走駅10:25発の「流氷ノロッコ号」で知床斜里へ向かいました。本来ならば、車窓から海岸を埋め尽くす流氷群が見えるはずでしたが、数日前に吹いた南風のせいで、流氷が沖に去ってしまい、水平線近くの海が少し色が変わっているのが確認できるくらいでした。
知床斜里駅に着いて、斜里港まで歩くと予想に反して、流氷群がさっきよりずっと近くにありました。
さらに知床連山がよく見えるあたりまで歩いていくと、海岸を埋め尽くす流氷群がありました。
突堤を歩いていくと足下の流氷が波で大きくうねる様がまるで生き物のようでした。
思わぬ収穫にいい気分で駅に戻ろうとすると、どこからとも無く干し魚の臭いがしてきました。しばらく行くと左右に並んだ棚いっぱいにほっけの開きが干してありました。数千はあるでしょうか、これだけ大量の干物を見たのは生まれてはじめて。これからはほっけの開きを見るたびにこの景色を思い出しそうです。
昼食を取ってから、知床斜里発の路線バスで北浜駅に行きました。駅舎いっぱいにメモや使用済の定期券が張られていることで有名な駅です。駅から歩いて20分ほどのところにある、白鳥公園に行きました。野生の白鳥や鴨などが半分凍った濤沸湖(トウフツコ)にたくさん群れていました。陸の上にいた白鳥は全く人を恐れず、1m近くに寄ってもこちらのことはお構いなしに雪の下のえさをついばんでしました。鳥インフルエンザ予防のため、鳥たちにはえさをやらないでくださいとの看板があちこちに立っていて、普段はニュースでしか目にしない鳥インフルエンザの驚異を肌で感じました。
今日は昨日に比べてそれほど歩かなかったのですが、行程のほとんどが雪道だったせいか思いの外疲れてしまい、北浜駅15:50発のワンマン列車で網走に戻ってきました。
明日は午前中の飛行機で戻ります。もしかしたら、羽田も雪が降っているのかな?網走市濤沸湖情報:http://www.abakanko.jp/news/ramsar.html
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