ヨドバシ・ドット・コムの配達遅延はアマゾンのせい!?
通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で、10月下旬から大規模な出荷遅延が発生していることが明らかになりました。ヨドバシでは、「今回の遅れは、新物流センターへの移転に伴う作業で発生したもの」としていますが、それ以外にもアマゾンの配達業者変更に伴う配達遅延や追跡サービスの劣化を嫌ったユーザーが、ヨドバシに多く流れたせいとも言われています。
ご承知のようにアマゾンはクロネコヤマトと配送料金で折り合いがつかない分を、デリバリープロバイダに振り分けました。デリバリープロバイダとは、Amazon.co.jpと提携している地域限定の配送業者の総称で、以下のような業者が含まれています。
- TMG
- SBS速配サポート
- 札幌通運
- ファイズ
- 丸和運輸機関
当然の帰結として、業者毎に異なる配送システムを持っていますので、配送に掛かる時間も追跡サービスの内容もまちまちです。”運悪く”配送時間が掛かる業者に当たってしまうと、「お急ぎ便で」なくてもそこそこ早く着いていた荷物が、”目に見えて遅く届く”ことになります。←一言で言えばサービスの低下です。
これを嫌ったユーザーが独自配送網を構築して「当日配達」まで提供しているヨドバシに流れるのは自然の流れです。Amazonは物流の上流では独自のロジスティックシステムを構築していますが、下流の配送は業者任せですから、この流れは止まりません。←だから、ドローン配達を真剣に考えています。
クロネコヤマトがニャンと鳴くと、ヨドバシがヒーと悲鳴をあげる。←ヤマトもそこまで想定していたのでしょうか。・・・ニャンとも分かりませんね。